渡邉 正義 先生(特任教授)が第73回日本化学会賞受賞

渡邉 正義 先生 (特任教授) が第73回日本化学会賞を受賞されることが決定いたしました。
受賞業績:イオン液体を基軸とする有機イオニクス材料に関する先駆的研究

日本化学会は、会員約3万名を擁するわが国最大の化学の学会です。
日本化学会賞は化学の基礎または応用に関する貴重な研究をなし、その業績が特に優秀な研究者に授与されます。

これまで渡邉先生が行われてきたイオン液体をはじめとする有機イオニクス材料に関する研究が高く評価されました。

渡邉 正義 先生からみなさまへのメッセージ:

本研究を支えてくれた全ての皆さまへ

この度、2020年度の日本化学会賞を「イオン液体を基軸とする有機イオニクス材料に関する先駆的研究」に対し受賞させて頂く事になりました。身に余る光栄と思っています。

この研究は私が35年以上続けて来たもので、本受賞はひとえに歴代の学生、博士研究員、研究室スタッフと秘書、そして共同研究者の皆さまの努力とご協力の賜物と感謝しています。また研究を支えて下さった、JSPS、 JST、 NEDOなどからの財政援助にも感謝しております。さらに文句を言わずに研究生活を支えてくれた家族には頭が上がりません。

これまでの研究生活で、最も貴重でかけがえのなかったことは学生達や博士研究員など若い方々との触れ合いです。成長したい皆さんの思いにどう応えるかがやはり大学教員としては最も重要な課題と考えて来ました。さらには未知のことに教員がどのように挑戦するかを見せて行くことは教育研究の醍醐味かと思います。偉そうなことを言いましたが、昨年4月より特任教授となり、またコロナ禍の状況になり、改めて学生を始めとする周りの皆さまの援助の大きさを感じている次第です。

最後になりますが、改めて本研究を支えてくれた全ての方々に篤くお礼申し上げます。

2021年1月12日
渡邉 正義

前の記事

第46回固体イオニクス討論会

次の記事

2021 PCCP HOT Articles 選出